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行政書士の資格試験概要

教える

行政書士の試験は年に1回、毎年11月第2日曜日に、全国47都道府県で行われます。 財団法人行政書士試験研究センターが実施しています。

行政書士の受験資格というものは特には無く、性別年齢問わずに 誰でも受験することが可能です。

例年、試験の公示は7月、受験願書の受付期間は8月~九月中旬となっています。 試験案内や受験願書は郵送やインターネットで行政書士試験研究センターに申し込みます。 受験手数料は7,000円でネットならカード決済も可能なようです。

試験会場も希望が出せますが、収容人数が定員を超えてしまった場合は会場が変更される場合もあるようです。

合格発表は例年1月の末に行政書士試験研究センターに貼り出され、 インターネットでも番号が公表されます。合否通知書は合否に関わらず受験者全員に郵送されます。

実際の試験

試験科目 出題形式 出題数 満点
法令等 5肢択一式 40問 160点
多肢選択式 3問 24点
記述式 3問 60点
一般知識等 5肢択一式 14問 56点
合 計 60問 300点

実際の試験時間は午後1時から午後4時までの3時間です。 行政書士の試験に出題されるは、 法令科目の問題が46問、一般知識が14問の合計60問出題されます。

満点で300点で配点はこちらの表法律の問題が46問中、記述問題が3問ありますがそれ以外は 5肢択一式、多肢選択式のマークシートです。

法令科目の問題の内容は憲法、行政法、民法、商法及び基礎法学について出題され、 法令については、その年の4月1日現在施行されている法令に関して出題されます。 もちろんですが法律が変われば問題も変わります。 一般知識では政治・経済・社会、情報通信・個人情報保護、文章理解について 出題されます。

試験

合格は180点以上の得点をしつつ、法令科目で50%、一般知識で40%の得点で合格となります。 例えば法令科目が180点以上でも一般知識で40%以下の得点では不合格なのです。 点を取りにいく分野と同時に、平均的に点を取れるような勉強も しなければならないというのが 行政書士の試験の難しいところでもあります。

他の資格と違い合格者~名までと決めて、合格点が毎年変わるような試験と違い、他の受験生のレベルに左右されるという事はないのですがその年の問題難易度に結果が左右されてしまうという事もあります。

合格率は資格設立時は10%程度でしたがその後は4~8%と一桁台、低い時で2%と難関試験と言えます。 2%と合格率だけ聞けば他の超難関資格より低く難しく感じてしまいますが、受験資格がなく記念受験や初学者の試し受験もものすごく多く数字だけにまどわされないようにしましょう。一方で法学部の学生なら1,2ヶ月勉強すればすぐ合格できるとか、司法書士に比べたら簡単などという言われ方もします。しかし法学部の学生は4年間法律を学んでいますし、他の資格と難易度を比べる事にあまり意味はありません。

行政書士の試験は出題範囲も広く、試験は年間 で1回しかない難関試験です。計画的にスケジュールを 立てて勉強しましょう。またいざとなってあわてないよう願書の出願時期なども、あらかじめしっかりと確認しておきましょう。

行政書士試験研究センターについて

行政書士試験研究センターのホームページ

行政書士の資格を取得するための試験を毎年実施しているのは、各都道府県知事から民間委託されている「財団法人行政書士試験研究センター」です。その歴史は意外に新しく、2000年に行政書士法が改正されたのにともなって指定試験機関制度ができ、このセンターも設立されました。センターでは行政書士試験の出願受付から試験実施、合否発表まですべて執り行っています。

公式ホームページでは、毎年の試験案内を見ることができます。日時、試験科目、試験地、受験申し込みのしかた、願書を取り寄せる方法、試験当日の注意事項、行政書士となる資格、など大切なことはすべてここで分かります。ただし試験問題について、試験の採点内容などについての問い合わせはできません。

行政書士試験研究センターは実際に試験を受ける場所はではなく、実際は全国にある指定された大学や高校、その他のビルなどの会場です。また、試験会場への直接のお問い合わせは厳禁とされているので気をつけてください。問い合わせはセンターにすることになっています。

行政書士試験研究センターのホームページでは行政書士試験に関するいろいろな情報が書いてあるので受験される方は必ずチェックするようにしましょう。

例えば試験の合格者発表もこちらのホームページで行われます。氏名ではなく合格者の受験番号が発表されます。受かった人も落ちた人も全員にです。合否通知書を紛失してしまった場合は、申し出るとセンターで再発行してくれます。この通知書以外に、センターから受験者に直接連絡が来ることはありません。そのほか、その年の試験問題と正解、合否判定基準なども見ることができます。

試験当日の注意事項なども書いてるのでチェックしましょう。例えば「帽子の着用は受験者の本人確認が困難になるので認めていません」、「耳栓の使用は認めません」、「試験場へのお子さんの同伴はおやめください」、など、意外に多くのルールが定められています。

また過去3年分の試験問題、試験結果のかなり詳しい分析資料(過去3年分)なども載っています。受験する予定の人は参考に見てみるのもよいでしょう。